ヤマハUXシリーズはいくらで売れたか。17件の型番別と、同じ年代のU1・U3との差

万見編集部 /公開 2026年9月12日 /更新 2026年9月12日

ヤマハのUX系(UX・YUX・UX1・UX3・UX30BL)の買取実績17件を、買取店1社の公開実績から型番ごとに集計しました。1980年製のUXが中央値8.6万円、1988〜1989年製のUX30BLが29.5万円でした。同じ年代のU1系・U3系と比べると、UX1はU1Aの1.9倍、UX3はU3Aの1.2倍で、差は型番によって違いました。

ヤマハUXはいくらで売れますか

UX1(1984〜87年製・3件)は中央値14.1万円、UX3(同・3件)23.2万円、UX30BL(1988〜89年製・3件)29.5万円でした(2026年9月集計)。同じ年代のU1A 7.5万円、U3A 19.9万円より高い水準でした。

売る前に

ピアノの査定を頼む前の確認リスト

第1表ピアノの買取実績(335件の集計)単位: 万円
種類・条件 下限(万円) 中央(万円) 上限(万円) レンジ(万円) 件数
アップライト ヤマハ UX1980年製 8.5 8.6 9 3
アップライト ヤマハ UX11984〜1987年製 13 14.1 15.2 3
アップライト ヤマハ UX31984〜1987年製 20 23.2 24 3
アップライト ヤマハ UX30BL1988〜1989年製 25.2 29.5 30 3
アップライト ヤマハ YUX1980〜1983年製 10 12.5 15.7 5

表は横にスクロールできます。 調査日 2026年9月9日 / 方法 買取店が公開している都道府県別の買取実績ページ(47ページ)を閲覧し、掲載されている取引を1件ずつ記録して集計 / 件数 この表は17件(収集した実績は合計335件)(各行の件数はその区分に該当する件数) / 縦線は中央値。中央値は同じ区分の実績を金額順に並べた中央の値です。

調査日
2026年9月9日
件数
335件(全国(47都道府県ページ。各件に都道府県の記載あり))
方法
買取店が公開している都道府県別の買取実績ページ(47ページ)を閲覧し、掲載されている取引を1件ずつ記録して集計
収集条件
2026年9月9日時点で47都道府県のページに掲載されていた実績を全件(335件)記録した(買取日は2025年12月〜2026年06月)。型番ごとに分け、同じ型番に3件以上の実績があるものだけを行にした(225件が行に入る)。製造年の記載が無い輸入ピアノ4件は行に含めていない。
出典
グランドギャラリー ピアノ買取実績(都道府県別47ページの入口)同 東京都のページ(例)同 奈良県のページ(例)
元データ
調査データの詳細とCSV

UXの後ろが1・3・30BLと進むごとに、中央値が8.6万円から29.5万円まで上がった

ヤマハUX系の買取価格は、この店の実績では型番ごとに価格帯が分かれていました。第1表の上から、UX(1980年製)3件が8.5万〜9万円・中央値8.6万円、YUX(1980〜1983年製)5件が10万〜15.7万円・中央値12.5万円、UX1(1984〜1987年製)3件が13万〜15.2万円・中央値14.1万円、UX3(1984〜1987年製)3件が20万〜24万円・中央値23.2万円、UX30BL(1988〜1989年製)3件が25.2万〜30万円・中央値29.5万円です。1980年製から1989年製までの約10年で、中央値が3.4倍になりました。第1表の出典は調査データ2で、買取店1社が都道府県別のページで公開している実績335件を、編集部が2026年9月9日に1件ずつ記録したものです。UX系はそのうち17件でした。

同じ製造年の範囲(1984〜1987年製)にUX1とUX3が並んでいて、中央値は14.1万円と23.2万円。同じ年に作られた2つの型番で、中央値が1.6倍違います。年代だけでなく、UXのあとの数字が価格帯を分けています。UX1の上限15.2万円とUX3の下限20万円は重なっていません。

ヤマハUX系5型番の中央値。調査データ2(公開実績335件)を2026年9月に集計
ヤマハUX系5型番の中央値。調査データ2(公開実績335件)を2026年9月に集計

同じ年代のU1系・U3系と並べると、UX1はU1Aの1.9倍、UX3はU3Aの1.2倍だった

同じ店の実績で、製造年の範囲が重なるU1系・U3系の行と並べました。1984〜1987年製のUX1(中央値14.1万円)に対して、U1A(1983〜1987年製)9件は7.5万円で、UX1はU1Aの1.9倍。同じ年代のUX3(23.2万円)に対して、U3A(1983〜1986年製)6件は19.9万円で、UX3はU3Aの1.2倍でした。1988〜1989年製のUX30BL(29.5万円)と、U30BL(1987〜1989年製)8件の21.2万円では1.4倍です。

一方、1980〜1983年製のYUX(12.5万円)と、U3M(1981〜1983年製)5件の12.6万円はほぼ同じでした。1980年製のUX(8.6万円)は、U1M(1980〜1982年製)4件の5.7万円とU3M 12.6万円の間にあります。並べてみると、UXが付けば一律に高い、という並びではありませんでした。差が一番大きいのはUX1とU1Aの組で、U3系との差は世代によって1.0倍から1.4倍の間です。U1系・U3系の世代別の数字はヤマハU3の記事に書いています。

3件ずつの行なので、中央値は幅として読む

第1表の5行のうち4行は3件で、YUXだけ5件です。件数が3件の行は、1件が入れ替わるだけで中央値が動きます。幅で見ると、UX1の下限と上限の差は小さく、YUXは10万〜15.7万円と一番広い幅でした。中央値は点ではなく幅の真ん中として読んでください。

調査データ2には状態(傷・変色・カビ・不具合)と搬出条件の記載が無く、同じ型番の中で金額を分けた要因を追えません。掲載されている買取価格に運送・搬出の費用が含まれているかどうかも、ページに記載がありません。各都道府県のページに載るのは直近の8件までで、その店の全取引の一部です。買取日は2025年12月〜2026年6月です。

正直に言うと、UX系は件数が少なく、U3系のように2店の実績を比べることができませんでした。別の店の公開実績108件を集計した調査データ1には、UX系の記録がありません。

自分のUXの型番は、鍵盤蓋の内側で確かめる

型番は鍵盤蓋の内側に、製造番号はフレーム上部にあります。UXとYUX、UX1とUX3は、実績の型番表記のとおりに第1表で分けています。控えた型番を第1表の条件欄と見比べれば、自分の行が読めます。問い合わせのときは、型番と製造番号を一緒に伝えます。

第1表の条件欄は実績に載っていた製造年の範囲で、メーカーの製造期間そのものではありません。UXの行は3件とも1980年製だったので、条件欄も1980年製の1年だけになっています。同じ型番でも幅の中のどこに置かれるかは状態と搬出条件で変わるはずですが、この店の記録にはその項目がありません。

2社に同じ条件で聞くために、先に控えておくこと

  • 型番を鍵盤蓋の内側で、製造番号をフレーム上部で控える
  • 第1表で自分の型番の行を見つけ、下限・中央値・上限を見ておく
  • 搬出条件(階数、クレーンやエレベーターの要否)を先に伝える
  • 提示額が運送・搬出費を差し引いた後の総支払額かどうかを聞く
  • 2社以上に、同じ型番・製造番号・搬出条件で聞く。UX系は件数が少ないので、第1表の幅の外の提示もありうる

売る前に

ピアノの査定を頼む前の確認リスト

型番・製造番号・搬出経路。この3つを控えてから2社以上に聞くと、回答の幅が狭まります。

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よくある質問

UX3で25万円以上の実績はありますか

調査データ2(公開実績335件)のUX3 3件は上限24万円で、25万円以上はありませんでした。1988〜1989年製のUX30BL 3件は25.2万〜30万円で、こちらは3件とも25万円を超えています(2026年9月集計)。

YUXとUXは同じものですか

第1表では実績の型番表記どおりに別の行にしています。YUX(1980〜1983年製)5件は10万〜15.7万円・中央値12.5万円、UX(1980年製)3件は8.5万〜9万円・中央値8.6万円でした。仕様の違いはメーカーの資料で確認していません。

UX系はU3系より高いですか

世代によって違います。調査データ2では、UX3(1984〜1987年製)23.2万円に対してU3A(1983〜1986年製)19.9万円で1.2倍、UX30BL(1988〜1989年製)29.5万円に対してU30BL(1987〜1989年製)21.2万円で1.4倍、YUX(1980〜1983年製)12.5万円に対してU3M(1981〜1983年製)12.6万円でほぼ同じでした(2026年9月集計)。

万見編集部

買取店の公開実績の記録と集計は編集部が行いました。型番・製造年・金額・買取日・都道府県のみを記録し、掲載店の文章は転載していません。

万見編集部は、買取店が公開している買取実績を1件ずつ記録し、集計期間・件数・出典を付けて相場を示します。買取店の集客支援を本業とし、店側の値付けの仕組みを知ったうえで、売る側に向けて書いています。

最終更新 2026年9月12日 / 数値確認 2026年9月11日 / 編集方針 / 誤りの指摘