ほくろ除去 / 比較

ほくろ除去は何科に行く?皮膚科・形成外科・美容

萬見編集部 /公開 2026年10月19日 /更新 2026年10月19日 /確認 2026年10月19日

何科がいいか。単一の正解は無い

顔のほくろを取りたい。近所には皮膚科も形成外科も美容皮膚科もあって、どこに予約すればいいのか分からない。保険で取れるのかも気になる。

単一の正解はありません。悪性かどうかが気になるか、大きさ、顔の目立つ所か、数で、最初に行く先が変わります。受診先の型ごとに並べると、次のとおりです。

受診先保険で切る病理の検査主な取り方
一般の皮膚科保険診療の院ならできる保険で出せる診断と、切る手術
形成外科保険診療の院ならできる保険で出せる切って縫う手術
美容皮膚科院による院によるレーザー・電気など(自費)
美容外科院による院によるレーザー・電気・切る(自費)

保険で切れるかは、診療科の名前ではなく、院が保険診療をしているかと、医師がほくろを病気として切ると決めるかで決まります(健康保険法63条)。全国チェーンの9院では、共立美容外科が料金表に「すべて自由診療(保険適用外)」、湘南美容クリニックがほくろのレーザーを「保険適用外の自費治療」と書いていました。

皮膚科と形成外科は、学会の説明が違います。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、ほくろに見えても皮膚の癌のことがあるとして、取る前に皮膚科専門医で診断を受けるよう書いています。日本形成外科学会は形成外科を、主に手術で治療する外科の一分野で、体の表面を広く扱う科と説明しています。

アドバイス

迷ったら、保険診療をしている皮膚科で診断から始めよう

悪性かどうかを先に診てもらえば、保険で切るか、見た目を優先して自費で取るかを、その結果で選べる。予約のときに、保険診療をしているかを聞いておこう。

料金の決まり方も、保険と自費で違う

保険で切るなら、料金は点数で決まり、全国で同じです。自費は院が料金を決め、大きさの単位も院ごとに違います。

決まり方区切り目安
保険で切る(顔・首など)長径で3段1,660点〜5,010点
保険で切る(体)長径で4段1,280点〜8,320点
自費のレーザー1mm・2mm以下・1個など3,300円〜10,780円
自費の電気1mmごと・2mm以下・1個など3,300円〜11,000円
自費の切る方法1mmごと7,560円〜19,800円
自費の切る方法1個33,000円〜85,800円

自費の額は、全国チェーンの院の公式サイトの、いちばん小さい区分の価格です(2026年10月19日。税込の表記が無い院は表示どおり)。単位が違うので、横に並べては比べられません。保険の3割の額はほくろ除去の保険の記事に、自費の料金の読み方は料金の記事にまとめています。全件は調査データにあります。

自費では、麻酔・テープ・病理が別の料金になることがあります。品川スキンクリニックは局所麻酔代を施術代に含めると書き、東京美容外科は炭酸ガスのレーザーのあとの保護テープを1枚1,650円(札幌院)、検査の料金表に病理検査を8,800円で出しています(ほくろとの関係は書いていません)。見積りは、麻酔・テープ・病理・再診を含めた総額で受け取ろう。

状況別に、最初に行く先

院名の順位ではなく、ほくろの状況で受診先の型を分けました。

悪性かどうかが気になる

保険診療をしている皮膚科です。拡大鏡で診るダーモスコピー(D282-4)にも、切ったほくろの病理の検査(N000)にも、保険の区分があります。見た目で自分で決めずに、まず診てもらおう。

大きい

切る方法も相談できる、保険診療をしている皮膚科か形成外科です。美容医療診療指針がレーザーで焼いて取る方法を扱うのは顔と首の良性の小さな腫瘍で、肉眼やダーモスコピーで良性と診断できるものに限っています。取り方の比べ方はレーザーと切除の記事にまとめています。予約のときに大きさを伝えて、切る方法も含めて相談しよう。

顔の目立つ所で、跡が気になる

取り方の選択肢と、跡の説明を比べられる先です。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、鼻と上唇の間のほくろを、くり抜く方法や焼き切る方法で取ると、ケロイドになりやすいと書いています。形成外科か、取り方を複数出している院で、自分の場所ならどの方法になるかを聞こう。

小さいものが何個もある

個数のプランを出している美容の院です。3個(3か所)までは15,000円〜44,800円、10個までは30,000円〜88,800円でした(上の額はどちらも男性専門の院)。共立美容外科は、よくある質問で1度の施術は10個までと書いています。1回で取る数と、残りをいつ取るかを聞いておこう。

アドバイス

行く先は、いちばん気になることで決めよう

悪性が気になるなら皮膚科、跡が気になるなら取り方の選択肢、数が多いなら個数の値段。気になることが2つあるなら、診断を先にしよう。

予約の前に、確かめる5つ

  1. 保険診療をしているか(サイトの「保険診療」の欄か電話で)
  2. 病理の検査に出すか、出すならいくらか
  3. できる取り方と、だれが方法を決めるか
  4. 料金の単位と、麻酔・テープ・薬・再診の追加
  5. 再発したときの扱い(いつから、いくらで取り直せるか)

主なリスクは、赤み・凹み・色素沈着・再発・傷跡です。品川スキンクリニックは再発したときの再処置を3か月以上あけると書き、城本クリニックは再発した場合も再度取れると書いています。凹みや再発の相談先は凹み・再発の記事にまとめています。

美容皮膚科は、萬見の一覧で、公式サイトにほくろ除去の記載がある院の場所と診療時間を見られます。一般の皮膚科と形成外科は、厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)で、診療科と場所から探そう。

この記事の自費の料金は、各院の公式サイトの表示を2026年10月19日に確認したものです。ほくろ除去は、病気として保険で切る場合を除いて自由診療です。予約の前に、各院の公式サイトで今の料金と条件を確かめよう。

この記事の結論

ほくろを取りたいとき、何科に行けばいいですか

単一の正解はありません。悪性かどうかが気になる、大きいなら、保険診療をしている皮膚科か形成外科へ(顔などの2cm未満の切除は1,660点)。見た目を優先して小さいものを取るなら、美容皮膚科で病理と料金の単位を確かめよう。

金額は中央値です。売れた金額を安い順に並べて、ちょうど真ん中にあたる金額のことで、平均より実際に多い金額に近くなります。 いつ・何件・どこから集めたかは記事の終わりの※1にあります。

近くで探す

ほくろ除去をする院を探す

公式サイトにほくろ除去の記載がある美容皮膚科の院の場所と診療時間です。口コミのページに広告は載せていません。

よくある質問

形成外科と美容外科は、何が違いますか

日本形成外科学会は、形成外科が扱うものに、体の異常や変形だけでなく見た目の不満足も含めると説明しています。ほくろを保険で切れるかは科の名前ではなく、院が保険診療をしているかで分かれます。予約の前に、保険診療の有無を聞いてみよう。

皮膚科で「取らなくても大丈夫」と言われたら、どうなりますか

医師が病気として切らないと決めたなら、保険の手術にはなりません(健康保険法63条は、保険の給付を病気やけがに対して行うと定めています)。それでも見た目のために取りたいなら、自費の院で取り方と料金の単位を聞こう。

診断だけ受けて、取るのは別の院でもいいですか

大丈夫です。拡大鏡で診るダーモスコピーには保険の区分(D282-4、72点)があり、診断を受けてから取る院を選べます。診断のときに、どの取り方が合いそうかも聞いておこう。

手術で切ると、跡は残りますか

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aは、手術で取る方法には傷跡が残る欠点があると書いています。保険か自費かで跡の残り方が決まるわけではないので、取り方ごとにどんな跡になりそうかを医師に聞こう。

ランキングの上位の院を選べば安心ですか

厚生労働省の医療広告ガイドラインのQ&Aは、口コミに基づく医療機関のランキングを、比較優良の広告に当たる可能性があるとしています(Q2-10)。この記事も、院名に順位を付けていません。自分のほくろの見積りと説明を、確かめる5つで比べよう。

注記

※1第1表の数字について

調査日
2026年10月19日
件数
69件(全国(各院の料金ページの表示))
方法
ほくろ除去の自由診療を出している全国チェーンの美容クリニック8院(男女とも)と、男性専門のゴリラクリニックについて、公式サイトの料金表とほくろ除去のページを開き、方法ごと(レーザー・電気メスや電気分解・切って縫う・くり抜く)の大きさの区分の価格、個数のプラン、病理検査・麻酔・診察料・保護テープの費用と、施術のあとの決まり(保護テープの期間、赤みや凹みが落ち着くまで、再発、洗顔・メイク・入浴)、保険の扱いの記載、悪性かどうかの診察の記載を表示どおりに記録した。比較サイトや紹介記事・SNS の数字は使っていない
収集条件
行は、区分ごとに院から価格を1つずつ拾い、区分ごとの最低と最高だけを出した。大きさの単位は院ごとに違い(2mm以下・1mm以下・1mm・1mm×1mm・1個5mm以内・4mm以下・1mmごと)、いちばん小さい区分の通常の価格を入れた(初回トライアルは入れていない)。共立美容外科はレーザーと電気凝固が同じ表で、平日の価格を入れ、レーザーと電気で焼く方法の両方の行に入る。東京美容外科のレーザーは炭酸ガス(札幌院)の価格を入れ、ピコのレーザーと特定の医師の施術は items にだけ置いた。切って縫う方法は、1mmごとの価格の院(品川スキンクリニック・東京美容外科・TAクリニック・TCB)と、1個の価格の院(共立美容外科・城本クリニック・聖心美容クリニック)で行を分けた。城本クリニックの切縫は「33,000~55,000円(院で違う)」の下の額、聖心美容クリニックの切除法は「大きさによって異なる」と注記のある額。個数のプランは「3個(3か所)まで」と「10個まで」の価格を出している院だけで、湘南美容クリニックの3個は初回トライアルなので行に入れず items に置いた。くり抜く方法(TCB 1mmあたり・共立美容外科 1個)は単位が違い2院だけなので、items にだけ置いた。病理検査の価格を出しているのは東京美容外科(検査の料金表、ほくろの記載なし)だけ、ほくろの施術の麻酔を別料金と書いて額を出しているのも東京美容外科の赤坂院の施術だけで、どちらも行にできず items に置いた
表の読み方
価格は各院の公式サイトの表示どおりです。聖心美容クリニックは税抜と税込を並べて出しており(「()内は税込みの金額です」と記載)、税込の方を入れました。品川スキンクリニックの料金表には税込の表記が無く、施術のページの【価格】欄は税込と書いています。TAクリニックのホクロ除去の料金と、東京美容外科の炭酸ガスのレーザー(札幌院)の料金には税込・税抜の表記が無く、表示の額をそのまま入れました。ほかの院は税込と記載しています。対象の院が限られる施術があります(湘南美容クリニックのほくろ除去は3院、TCB のレーザーは新宿三丁目院、聖心美容クリニックの炭酸ガスのレーザーは銀座院・熱海院、東京美容外科の炭酸ガスは札幌院、ゴリラクリニックは10院で顔と首だけ)。リゼクリニックの美肌治療の料金表にはほくろのメニューがありません。病理検査(取ったほくろを調べる検査)は、聖心美容クリニックが「当院では組織検査は行っておりません」、城本クリニックが切除したほくろに「病理学的検査を行うこともあります」と書き、東京美容外科は検査の料金表に病理検査 8,800円(税込)を出しています。ほかの院の見たページに病理検査の記載はありません。保険は、湘南美容クリニックが炭酸ガスのレーザーを「保険適用外の自費治療」、品川スキンクリニックが「日常生活に支障がある場合」は保険の対象で美容目的は保険適用外、共立美容外科が料金表に「すべて自由診療(保険適用外)」と書いています。ここにある料金は自由診療の表示で、回数や仕上がりには個人差があります。
出典
湘南美容クリニック いぼ・ほくろ除去(炭酸ガスのレーザー)(2026-10-19)、湘南美容クリニック 医療レーザーの料金表(ほくろは取り扱いの3院の限定)(2026-10-19)、湘南美容クリニック 美容皮膚科の料金(2026-10-19)、TCB ほくろ除去・いぼ治療の料金表(2026-10-19)、TCB ほくろ除去・いぼ除去(2026-10-19)、品川スキンクリニック ほくろ除去の料金表(2026-10-19)、品川スキンクリニック ほくろ除去・いぼ除去(2026-10-19)、品川スキンクリニック 炭酸ガスのレーザーのほくろ除去(2026-10-19)、品川スキンクリニック 電気メス・切開のほくろ除去(2026-10-19)、品川美容外科 シミ・ほくろ取りレーザー(2026-10-19)、聖心美容クリニック ホクロ・イボ(料金の表を含む)(2026-10-19)、聖心美容クリニック 美容皮膚科の料金(2026-10-19)、共立美容外科 ほくろの料金表(2026-10-19)、共立美容外科 ほくろ除去(2026-10-19)、城本クリニック 料金表(2026-10-19)、城本クリニック ほくろの治療方法(2026-10-19)、城本クリニック ほくろ・いぼ(2026-10-19)、城本クリニック ほくろ・いぼの質問(2026-10-19)、東京美容外科 いぼ・ほくろの料金(2026-10-19)、東京美容外科 美肌の料金(ピコのレーザーのほくろ治療)(2026-10-19)、東京美容外科 検査・麻酔の料金(病理検査)(2026-10-19)、東京美容外科 いぼ・ほくろ除去(電気メス・切除)(2026-10-19)、東京美容外科 いぼ・ほくろ除去(炭酸ガスのレーザー)(2026-10-19)、TAクリニック レーザー治療の料金(ホクロ除去)(2026-10-19)、TAクリニック ホクロ取り(2026-10-19)、リゼクリニック 美肌治療の料金(ほくろのメニューなし)(2026-10-19)、ゴリラクリニック 料金案内(2026-10-19)、ゴリラクリニック ほくろ・イボ治療(2026-10-19)
元データ
調査データの詳細とCSV

受診先の型の説明は日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aと日本形成外科学会の一般向けのページから、保険の区分は厚生労働省の令和8年度の点数表(告示)から、レーザーの扱いは美容医療診療指針から、編集部が2026年10月19日に確かめて引きました。保険・病理の検査・料金の記載は、全国チェーン9院の公式サイトを同じ日に記録したものです。院の名前に順位は付けていません。悪性かどうかの見分け方や、治療を受けた人の体験談は載せていません。 最終更新 2026年10月19日 / 数値確認 2026年10月19日 / 編集方針 / 誤りの指摘