店の集客 / 比較

MEO・AIO対策の営業電話、契約していい?

萬見編集部 /公開 2026年10月21日 /更新 2026年10月21日 /確認 2026年10月21日

まず、その場で決めなくていい

店の電話に「Googleの件で確認が必要です」「このままだとAIの検索に出なくなります」とかかってきた。月々の料金で、マップの上位に出すと言われる。断ってよいのか、契約したほうがよいのかが分からない。

Googleは、検索セントラルで「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と書いています。ビジネスプロフィールの登録は無料で、Googleの社員を装った電話は切るよう案内しています。

その場で返事をしなくて大丈夫です。提案は書面で送ってもらい、下の表で確かめてから決めよう。

Googleが業者に禁じていること

Googleは、店のプロフィールの管理を請け負う業者に向けて「サードパーティ ポリシー」を出しています。電話でよく言われることと並べると、次のとおりです。

言われることGoogleの決まり
「Googleの者です」Googleを装うことは禁止
「マップで上位を保証します」上位に載ることの保証は禁止
「検索とマップに確実に出ます」表示されると言い切ることは禁止
「プロフィールの掲載料が要ります」無料のサービスを有料と偽るのは禁止
「契約しないとプロフィールが消えます」脅すことは禁止
何度もかかってくる電話過度の勧誘の電話は禁止

同じポリシーは、管理の料金が有料で、プロフィールそのものは無料だと、請け負う前に書面で知らせるよう業者に求めています。書面を出さない業者とは契約しない。それが、トラブルを避ける最初の一歩です。

「AIの検索に出なくなる」という話も、Googleは、AIによる概要やAIモードに出るための追加の要件は無いと書いています。

店の契約は、クーリング・オフが使えないことが多い

電話の勧誘で結んだ契約は、書面を受け取ってから8日間、クーリング・オフで解除できるのがふつうです。ただし特定商取引法の第26条は、営業のために結ぶ契約を、この決まりから外しています。店の集客の契約は、この「営業のため」に当たることが多いと思います。

消費者庁の通達は、店の名前の契約でも、中身が主に個人用・家庭用なら原則として法律を当てはめるとしています。とはいえ、集客の契約でこれを頼みにするのは難しいでしょう。消費者契約法も、事業のために契約する人は「消費者」に入れていません。

だから、勝負は契約の前です。最低の期間、自動更新、途中でやめたときの違約金を、書面で読んでから決めよう。

提案を採点しよう

業者に頼むのが正解か、自分でやるのが正解かは、店の手の空き具合や、サイトの状態で変わります。単一の正解は無いので、提案が来たら次の表で採点しよう。

項目配点確かめ方
1. 順位や表示の保証を書いていない20「1位」「上位保証」「確実に表示」が無いか
2. 会社名・所在地・担当者が書面にある10「Google」を名乗っていないか
3. オーナー権限は店に残る20業者は管理者で招く、とあるか
4. 管理の料金と、プロフィールが無料なことが書いてある10「掲載料」「登録料」の名目が無いか
5. やめ方が書いてある15最低の期間・自動更新・違約金
6. 毎月の作業と報告が書いてある10何をして、何で測るか
7. 口コミの代行や特典を勧めていない10代行の投稿、星5で割引が無いか
8. 「AI対策」の中身に根拠がある5何をすれば答えに出るのかが書いてあるか

80点以上で、1番と3番が満点なら、比べる候補にしてよいと思います。1番か3番が0点なら、ほかの点数にかかわらず見送ろう。配点は萬見の編集部が決めたもので、業者の支払いでは変わりません。料金の相場はAIO対策の費用はいくら?にまとめています。

アドバイス

断るときは、短く

「今は決めません。必要なら、こちらから連絡します」で十分です。どうしても聞くなら「提案と契約書を、書面で送ってください」とだけ伝えよう。電話の音声案内でボタンを押すよう言われても、押さないことです。

契約してしまったら

Googleのポリシーは、店が管理の代行をやめると伝えたら、業者は7営業日以内に、店が管理の権限を取り戻せるようにするよう求めています。業者にオーナー権限を持っていかれたときは、Googleのヘルプの手順でオーナー権限をリクエストでき、今のオーナーは3日以内に返信する必要があります。

国民生活センターのバックアップ相談は、消費者の相談の窓口で、事業者は事業者向けの窓口を使うよう案内しています。店の契約で困ったら、国が設置した無料の経営相談所のよろず支援拠点、地元の商工会・商工会議所、日本弁護士連合会のひまわりほっとダイヤル(初回の相談30分無料)に相談しよう。

萬見の店のページへの掲載は無料で、契約の期間もありません。萬見に載ればマップやAIの答えに出る、とは言えません。何から整えるかはAIO対策は自分でできる?店の採点表で、口コミの頼み方は口コミを増やすには?で確かめてください。

この記事の結論

MEO・AIO対策の営業電話を受けました。契約してよいですか

その場で決めなくて大丈夫です。Googleは上位表示は誰にも保証できないとし、業者の保証も禁じています。店の契約は8日間のクーリング・オフが使えないことが多いので、解約の条件を書面で確かめよう。

店の方へ

萬見への掲載は無料です

店名・所在地・営業時間と公式サイトへのリンクが、検索とAIのクローラーに開いたページに載ります。掲載料も契約の期間もありません。

よくある質問

業者に管理を頼むとき、権限はどう渡せばよいですか

業者は「管理者」として招き、オーナーは店が持ち続けよう。Googleのヘルプでは、管理者はほかのユーザーの追加と削除、プロフィールの削除ができません。サードパーティ ポリシーは、店がいつもオーナー権限を持っていることを求めています。

業者がオーナー権限を返してくれません

Googleのヘルプの手順で、オーナー権限をリクエストできます。今のオーナーは3日以内に返信する必要があり、返信が無いときは自分で申請できる場合があります。業者がポリシーに違反していると思ったら、Googleに報告しよう。

「口コミを増やします」と言われました

お金や割引と引き換えの口コミは、Googleマップのポリシーで禁止されています。違反すると、店が新しい口コミを一定期間受け取れなくなることがあります。頼み方は口コミを増やす記事にまとめています。

「AIの検索に出なくなります」は本当ですか

Googleは、AIによる概要やAIモードに出るための追加の要件は無く、特別な最適化も要らないと書いています。何をすれば出るのかを、根拠つきで書面にしてもらおう。

注記

最終更新 2026年10月21日 / 数値確認 2026年10月21日 / 編集方針 / 誤りの指摘