店の口コミ / 制度
口コミは削除できる?店が申請する手順
萬見編集部 /公開 2026年10月15日 /更新 2026年10月15日 /確認 2026年10月15日
低い評価というだけでは、消えない
事実と違うことを書かれた。従業員の名前まで出されている。消してもらえるのか、どこに頼めばよいのか分からない。
Googleの公式のヘルプは、削除の対象はポリシーに違反しているクチコミだけだと書いています。内容に不満がある、気に入らないという理由だけで報告しないよう求め、店とお客さんの争いには関わらないとしています。不快な体験でも、節度を持って書かれたものは載ったままです。
消してもらえるのは、サイトの決まりに反する口コミだけです。申請の前に、どの決まりに反しているかを1つ書き出そう。
消してもらえる口コミ、もらえない口コミ
Googleマップの投稿のポリシーと、食べログの口コミガイドラインから、店が申請できる主な理由を並べました。
| サイト | 削除の対象になる主なもの |
|---|---|
| Googleマップ | 実際の体験に基づかない投稿、競合や元従業員など利害のある人の投稿、根拠のない犯罪や不正の主張、店と関係のない個人的な不満、電話番号やリンク、1人が複数のアカウントで書いたもの |
| 食べログ | 事実と違うと店から連絡があり確認が難しい記述、重大なトラブルのあった人の口コミとして店が具体的に指摘したもの、訪問日の入っていない口コミ |
反対に、「高かった」「対応が冷たかった」のような感想は、星1でも残ります。感想には返信で、事実の誤りや決まりの違反には申請で、と分けて考えよう。返信の書き方は悪い口コミにどう返信する?にまとめています。
Googleに申請する手順
1. 報告する
ビジネスプロフィールから「クチコミを読む」を開き、口コミの「報告」を押して、理由(スパム、冒とく的な表現など)を選んで送ります。
2. 進み具合を見る
審査には通常数日かかります。進み具合は「クチコミ管理ツール」で見られ、「判定待ち」「審査完了 - ポリシー違反なし」「エスカレーション済み」のどれかが出ます。
3. 認められなければ、再審査を請求する
削除に当たらないと判断された口コミには、再審査を請求できます。再審査は1回限りで、1回に選べるのは10件までです。結果はメールで届きます。
アドバイス
再審査の前に、理由を書き直そう
再審査は1回しか使えない。最初の報告と同じ理由で送らず、どの決まりのどの部分に反しているかを、口コミの文と並べて示そう。
ポリシー違反で削除された口コミは、復元されません。
「消してほしければ払え」と言われたら
Googleは、低評価を使った恐喝を別の窓口で受けています。ヘルプが挙げる手口は、星1や星2の口コミが急に増え、そのあとで口コミを消す代わりにお金や品物、サービスを求めるものです。
Googleは、相手とやり取りせず、お金を払わないよう求めています。払わずに、恐喝の専用の報告フォームから知らせよう。求められた文面や日時は、画面を保存して残しておきます。
法に触れる口コミは、別の道がある
うそを広めて店の信用を傷つける行為は刑法233条(信用毀損・業務妨害)で、公然と事実を示して名誉を傷つける行為は刑法230条(名誉毀損)で罰せられます。こうした口コミには、決まりの違反の報告とは別の道があります。
| 道 | 中身 |
|---|---|
| Googleへの法的な削除の申請 | 名誉毀損などを理由に申請する。申請の写しは公開されることがある |
| 情報流通プラットフォーム対処法 | 指定された大きなサービスは、削除の申し出に7日以内に判断して知らせる |
| 発信者情報開示命令 | 裁判所が、書いた人の情報の開示を命じる。削除はこの手続きでは求められない |
Googleへの法的な削除の申請
Googleは、先にポリシー違反として報告するよう案内しています。法的な申請の写しはLumenという仕組みに送られ、公開されることがあります(連絡先は消されます)。
情報流通プラットフォーム対処法
2025年4月1日に始まった法律で、総務大臣が指定した大きなサービスは、削除の申し出に7日以内に判断して知らせなければなりません(書いた人に意見を聞くときなどは、7日以内にそのことを知らせる)。2026年10月15日時点で指定は9社です。総務省の表のGoogleの欄に載っているのはYouTubeだけで、Googleマップは載っていません。
発信者情報開示命令
2022年10月1日から、裁判所が1つの手続きで、書いた人の情報の開示を命じられるようになりました。権利の侵害が明らかなときに限られます。
アドバイス
法的な手続きは、記録をそろえてから
口コミの画面、書かれた日時、店の損害がわかる記録を残してから、弁護士に相談しよう。記録が無いと、侵害が明らかかどうかを示せない。
萬見での申し立て
萬見では、基準に反する口コミの申し立てを、プランに関係なくどの店でも無料で受けています。編集部が基準に照らして判断し、個人情報や誹謗中傷は消します。
低い評価であることは、消す理由になりません。低い評価には、無料の返答で答えよう。返答は口コミのすぐ下に出るので、読む人は両方を見て判断できます。
店に付いた悪い口コミは、削除してもらえますか
低い評価というだけでは消えません。サイトの決まりに反する所を示して申請しよう。Googleの審査は通常数日、不服の申し立ては1回だけです。法に触れる口コミには、法的な削除の申請や裁判所の手続きという別の道があります。
店の方へ
萬見の口コミの申し立ては、どの店でも無料です
基準に反する口コミは、プランに関係なく申し立てられます。低い評価は、消す理由になりません。
よくある質問
星1をたくさん付けられました。まとめて消せますか
低い評価というだけでは消えません。ただ、短い間に低評価が急に増え、消す代わりにお金を求められたなら、Googleには恐喝の専用の報告窓口があります。払わず、やり取りもせずに報告しよう。
Googleで削除が認められませんでした。もう一度申請できますか
削除に当たらないと判断された口コミには、1回限りの再審査請求を送れます。1回に選べるのは10件までで、結果はメールで届きます。
消された口コミが、あとで戻ることはありますか
Googleのヘルプは、ポリシー違反で削除されたクチコミは復元されないとしています。反対に、店の正当な口コミが自動の検出で消えることもあり、そのときはサポートに問い合わせます。
法的な削除の申請をすると、申請の中身は公開されますか
Googleのヘルプは、申請の写しがLumenという公開の仕組みに送られ、公開されることがあるとしています。電話番号やメールアドレスなどの連絡先は、Lumenが消してから公開します。
書いた人を特定できますか
権利の侵害が明らかなときは、裁判所に発信者情報の開示命令を申し立てられます(2022年10月1日から)。この手続きでは投稿の削除は求められないので、削除は別に申請します。
注記
根拠にした資料
- 確認日
- 2026年10月15日(この日に各資料の内容を確かめました)
- 根拠
- 法令の条文と官公庁のページだけを根拠にしています。民間サイトの説明は使っていません。
- 資料
- Google ビジネスプロフィール ヘルプ ビジネスプロフィール上の不適切なクチコミを報告する
Google マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー(禁止または制限されているコンテンツ)
Google ビジネスプロフィール ヘルプ 否定的なクチコミによる恐喝詐欺を報告する
Google Legal ヘルプ 法的な理由でコンテンツを報告する
食べログ 口コミガイドライン(2026年10月7日改正)
総務省 インターネット上の違法・有害情報に対する対応(情報流通プラットフォーム対処法)
e-Gov 法令検索 特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律
東京地方裁判所 発信者情報開示命令事件について
e-Gov 法令検索 刑法(230条・233条)
削除と報告の手順は、Googleビジネスプロフィール・Googleマップ・Google Legalの公式のヘルプと、食べログの口コミガイドラインから、法律と手続きは総務省・e-Gov法令検索・東京地方裁判所のページから、編集部が2026年10月15日に確かめて引きました。個別の口コミが違法かどうかは、弁護士に相談してください。この記事に広告は載せていません。 最終更新 2026年10月15日 / 数値確認 2026年10月15日 / 編集方針 / 誤りの指摘