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シミ取りのクリニックの選び方は?採点の基準と配点

萬見編集部 /公開 2026年10月15日 /更新 2026年10月15日 /確認 2026年10月15日

どの院がいいか。単一の正解は無い

頬や目元のシミを取りたくて、クリニックを見比べている。1個の値段は院ごとにばらばらで、皮膚科・美容皮膚科・美容外科のどこに行けばいいのかも分からない。

単一の正解はありません。シミの種類・大きさ・数、肝斑が混じっているか、通える場所で、合う院が変わるからです。そこで、受け取った見積りと説明を自分で採点できる8つの項目にしました。

項目配点確かめ方
肝斑の見分け20肝斑が混じるかを医師が診てから、治療を決めるか
料金の書き方20税込か、大きさの単位、初回の条件、麻酔・薬の追加が分かるか
承認の説明15機器と薬の承認と使用目的。未承認なら5つの説明があるか
回数と総額10何回・何週おきか、終わるまでの総額を先に言うか
リスクと施術後10主なリスク、テープと日焼け止めの期間が書いてあるか
キャンセルと解約10予約の取り消しの期限と、コースの中途解約が書面で分かるか
保険の病気の案内10あざが疑わしいとき、保険の皮膚科や形成外科を勧めるか
持ち帰れるか5その日に契約させず、見積りを持ち帰らせてくれるか

公式サイトや診察の説明にあれば満点、一部なら半分、無ければ0点です。 70点以上なら、その院で相談を進めてよい目安です。配点は編集部が決めたもので、院の支払いで変わりません。

アドバイス

2〜3院の見積りを、同じ表で採点しよう

1院だけでは、説明が足りているのかが分からない。カウンセリングを2〜3院で受け、同じ8項目で点を付けてから決めよう。肝斑の見分けが0点の院は、合計が高くても見送って大丈夫です。

肝斑の見分けと料金の書き方が、各20点の理由

肝斑が混じると、治療の順番が変わる

美容医療診療指針は、日光によるシミ(老人性色素斑)へのレーザーと光の治療を推奨度1(強く推奨)としています。一方で肝斑へのレーザーと光は推奨度2(弱く提案)で、日焼け止めや塗り薬・飲み薬で十分な効果が無いときの併用としています。 同じ頬のシミでも、肝斑が混じるかで先にやることが変わります(シミと肝斑の違い)。診察で「肝斑はありますか」と聞き、答えを見積りに書き添えてもらおう。

料金表は、大きさの単位も税込の表記も院で違う

9院の公式サイトでは、小さなシミ1個の料金を出している8院で、大きさの単位が「2mm以下」「1mm以下」「1mm」「1mm×1mm」「0.5cm角」「1か所」の6通りでした。いちばん小さい区分の1個は2,680円〜11,000円ですが、単位が違うので横に並べては比べられません。 品川スキンクリニックの料金表には税込の表記が無く(施術のページの価格欄は税込と記載)、TAクリニックとリゼクリニックの料金表には税込・税抜のどちらの表記もありませんでした。 初回の価格にも条件があり、品川スキンクリニックの顔全体の光の治療は初回6,500円、2回目以降9,900円です。麻酔クリームを別料金にしている院も4院あり、980円〜5,500円でした。見積りでは、自分のシミの大きさと個数で、税込の総額と2回目からの額を書いてもらおう。

承認の説明が15点の理由

医療広告ガイドラインは、未承認の機器や薬、承認の範囲の外の使い方で自由診療を案内するとき、未承認であること・入手経路・国内の承認品の有無・海外の安全性の情報・救済制度の対象外の5つを書くよう求めています。 医薬品医療機器総合機構の添付文書では、シミのレーザーには老人性色素斑を使用目的に書いた承認品があります。一方で顔全体の光の治療の機器は承認の範囲が機種で違い、編集部が調べた範囲では、肝斑を使用目的に書いたレーザーは見つかりませんでした。院で出すことの多い肝斑の飲み薬も、医療用の効能に肝斑が入っていません。 今回の9院でも3院が、光や弱いレーザーの機器が未承認か承認の範囲の外の使い方だと、施術のページに書いていました。使う機器と薬が承認品か、使用目的にシミが入るかを聞こう。

シミのタイプ別に、行き先と確かめること

院名の順位ではなく、シミの状態で受診先の型を分けました。受けられる院が限られる施術もあり、TAクリニックはシミ取りレーザーの対象を銀座院と大阪院と書いています。近くの院で受けられるかも確かめよう。

小さなシミが数個なら

小さなシミのレーザーを、大きさの区分ごとに出している院の型です。数が多いなら、個数をまとめた価格や、顔の取り放題(3院で49,800円〜198,000円)と比べよう。

顔全体のシミ・そばかすなら

顔全体に光を当てる治療を出している院の型です。1回は9,900円〜36,300円(初回を除く)、初回だけの価格は6,500円〜27,500円でした。2回目からの額で比べよう。

肝斑が混じるかもしれないなら

先に診察で見分けてもらえる院の型です。弱いレーザーを顔全体に当てる治療は、5〜6回のコースで35,200円〜110,000円でした。回数券を勧められたら、飲み薬・塗り薬・日焼け止めを先に試すかを聞こう(肝斑とレーザー)。

アドバイス

肝斑かどうかは、自分で決めずに診てもらおう

頬のシミが肝斑なのかは、見た目だけでは決めにくい。診察で見分けてもらい、その結果で治療を選ぼう。

あざ(太田母斑など)なら、保険の皮膚科・形成外科

太田母斑・異所性蒙古斑・外傷性色素沈着症などへのレーザーは、保険の対象です(診療報酬の留意事項 J054-2)。日光によるシミ・そばかす・肝斑は対象に入っていません。シミかあざか分からないなら、先に保険の皮膚科か形成外科で診断を受けよう(シミ取りと保険)。

男性なら

男性専門の院を含めた選び方は、メンズ美容皮膚科の選び方も読もう。

契約の前に、書面で確かめること

回数と総額

顔全体の光の治療の5〜6回のコースは、44,100円〜145,200円でした。聖心美容クリニックは、光の治療を3〜4週おきに3〜5回、肝斑の治療を3〜4週に1回で7〜12回が目安と書いています。何回・何週おきで、終わるまでにいくらかを、契約の前に聞こう。

リスクと施術後の決まり

小さなシミのレーザーのあとの保護テープは、院と機器で違います。城本クリニックは1〜2週間ほど、TAクリニックは10日間、品川スキンクリニックは一部のレーザーで10〜14日、聖心美容クリニックは1〜2日と書き、品川のピコのスポットはテープ不要と書いています。 主なリスクは、赤み・かゆみ・かさぶたや、一時的に色が濃く見えることです。TAクリニックは約1か月後に色が濃くなることがあると書き、湘南美容クリニックは日焼け止めを最低3か月と書いています。テープの期間を予定と照らして、施術の日を決めよう。

キャンセルと中途解約

予約の取り消しの期限を編集部が見たページで確かめられたのは、9院のうち湘南美容クリニック(院ごと。例は2日前の23時まで)と共立美容外科(新宿本院は前日18時半まで)の2院でした。 1か月を超え5万円を超えるコースは、特定商取引法の対象です(41条、施行規則91条)。書面を受け取ってから8日間はクーリング・オフができ(48条)、その後の中途解約でも、施術を始めた後に請求できるのは、受けた分の料金に5万円か残りの額の2割の低い方を足した額までです(49条と施行令)。取り消しの期限と中途解約の額は、書面でもらおう。

持ち帰れるか

国民生活センターへの美容医療サービスの相談は2024年度に10,744件で、即日の契約や施術への注意も出ています。見積りの日に決めず、書面を持ち帰ってから採点しよう。

料金の確認日

この記事の料金は、各院の公式サイトの表示(税込の表記が無い院は表示どおり)を2026年10月15日に確認したもので、初回やトライアルの価格を含みます。シミ取りは、あざなど保険の病気を除いて自由診療です。予約の前に、各院の公式サイトで今の料金と条件を確かめよう。

この記事の結論

シミ取りのクリニックは、どう選べばいいですか

単一の正解はありません。肝斑の見分け・料金の書き方・承認の説明など8項目を100点で採点し、70点以上の院で相談を進めよう。あざが疑わしいなら、先に保険の皮膚科か形成外科です。

金額は中央値です。売れた金額を安い順に並べて、ちょうど真ん中にあたる金額のことで、平均より実際に多い金額に近くなります。 いつ・何件・どこから集めたかは記事の終わりの※1にあります。

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よくある質問

ランキングの上位の院を選べば安心ですか

厚生労働省の医療広告ガイドラインのQ&Aは、口コミに基づく医療機関のランキングを、比較優良の広告に当たる可能性があるとしています。順位ではなく、自分のシミの見積りと説明を同じ物差しで採点しよう。この記事の院の並びも五十音順です。

1個の料金が安い院を選んでも大丈夫ですか

1個の値段だけでは比べられません。小さなシミのいちばん小さい区分は8院で2,680円〜11,000円でしたが、大きさの単位が2mm以下・1mm・0.5cm角・1か所などと院で違います。自分のシミの大きさと個数で、麻酔や薬を含めた税込の総額を出してもらおう。

未承認の機器を使う院は避けたほうがいいですか

未承認でも、自由診療で使うことはできます。その場合に書く決まりの5つ(未承認であること・入手経路・国内の承認品の有無・海外の安全性の情報・救済制度の対象外)がそろっているかを見よう。そのうえで、承認品との違いを医師に聞こう。

カウンセリングだけ受けて帰ってもいいですか

大丈夫です。9院のうち8院がカウンセリングを無料と書き、リゼクリニックは初診料・再診料がかからないと書いています。見積りを書面でもらって持ち帰り、ほかの院と同じ表で採点しよう。

トラブルが起きたら、どこに相談すればいいですか

まず施術を受けた院に連絡し、肌の様子を日付の分かる写真で残そう。契約や返金のもめごとは、消費者ホットライン(188)で近くの消費生活センターにつながります。

注記

※1第1表の数字について

調査日
2026年10月15日
件数
165件(全国(各院の料金ページの表示))
方法
シミ・肝斑の自由診療を出している全国チェーンの美容クリニック9院(男女とも)と、男性専門のゴリラクリニックについて、公式サイトの料金表と施術のページを開き、小さなシミのレーザー(大きさの区分ごと)・顔全体の光の治療・弱いレーザーを顔全体に当てる治療・飲み薬と塗り薬・麻酔の価格と、施術のあとの決まり(保護テープ・洗顔とメイク・かさぶた)を表示どおりに記録した。比較サイトや紹介記事・SNS の数字は使っていない
収集条件
行は、区分ごとに院から価格を1つずつ拾い、区分ごとの最低と最高だけを出した。小さなシミのレーザーは院ごとに大きさの単位が違い(2mm以下・1mm以下・1mm・1mm×1mm・5mmまで・0.5cm角・1か所)、いちばん小さい区分の価格を入れた。聖心美容クリニックは大きさの区分が無く「1か所 5,500円〜33,000円」の表示で、下の額を入れた。顔全体の光の治療と弱いレーザーの治療の「1回」は、初回・トライアルでない価格で、院に複数のメニューがあるときは安い方を入れた(湘南美容クリニックの弱いレーザーは肝斑治療と表示の8,750円、品川スキンクリニックは2回目以降の8,320円)。コースは5回か6回のもの。飲み薬は「30日分」「1か月分」と量が書いてあるものだけを行に入れ、中身(成分の数・1日の量)は院ごとに違う。TCB の飲み薬のセットと品川スキンクリニックのカプセル(60・90)は、何日分かの記載が無いので items にだけ置いた。麻酔クリームは別料金で出している院だけで、範囲(1部位・顔全体)は院ごとに違う。共立美容外科の麻酔クリームと取り放題は、ピコのレーザーのページの症例欄の表示。リゼクリニックには小さなシミのレーザーと弱いレーザーの治療の料金が無く、光の治療の行にだけ入る
表の読み方
価格は各院の公式サイトの表示どおり(税込)です。聖心美容クリニックは税抜と税込を並べて出しており(「()内は税込み」と記載)、税込の方を入れました。品川スキンクリニックの料金表には税込の表記が無く、施術のページの【価格】欄は税込と書いています。TAクリニックとリゼクリニックの料金表には税込・税抜の表記が無く(TAクリニックはピコのトーニングの案内の欄にだけ「税込」)、表示の額をそのまま入れました。ゴリラクリニックは男性専門で、コースは10月31日までの契約に限る10%OFF の後の額です。対象の院が限られる施術があります(TCB の顔全体の光の治療は新宿三丁目院、東京美容外科のピコのレーザーは5院、TAクリニックのシミ取りレーザーは銀座院と大阪院など)。ここにある料金は自由診療(保険適用外)の表示で、回数や効果には個人差があります。
出典
湘南美容クリニック 医療レーザーの料金表(2026-10-15)、湘南美容クリニック シミ取りレーザー・施術後の経過(2026-10-15)、湘南美容クリニック 内服・外用薬の料金(2026-10-15)、湘南美容クリニック 麻酔(2026-10-15)、TCB 料金表(スキンケア・美白・しみ・肝斑)(2026-10-15)、TCB シミのスポット治療(2026-10-15)、TCB 弱いピコのレーザーを顔全体に当てる治療(2026-10-15)、TCB 顔全体の光の治療(2026-10-15)、TCB シミ治療・シミ肝斑セット(2026-10-15)、TCB シミ取りレーザー(全顔)(2026-10-15)、TCB 内服薬の中身(2026-10-15)、品川スキンクリニック シミ・ニキビ・毛穴の料金表(2026-10-15)、品川美容外科 シミ・ほくろ取りレーザー(2026-10-15)、品川スキンクリニック 顔全体の光の治療(2026-10-15)、品川スキンクリニック 弱いレーザーを顔全体に当てる治療(2026-10-15)、品川スキンクリニック 麻酔の料金(2026-10-15)、聖心美容クリニック 美容皮膚科の料金(2026-10-15)、聖心美容クリニック しみ・アザ取りレーザー(2026-10-15)、聖心美容クリニック 肝斑の治療(2026-10-15)、聖心美容クリニック 顔全体の光の治療(2026-10-15)、共立美容外科 肝斑・シミの料金表(2026-10-15)、共立美容外科 ピコのレーザー(2026-10-15)、共立美容外科 顔全体の光の治療(2026-10-15)、共立美容外科 弱いレーザーを顔全体に当てる治療(2026-10-15)、城本クリニック 料金表(2026-10-15)、城本クリニック シミ取り(2026-10-15)、東京美容外科 美肌の料金(2026-10-15)、東京美容外科 薬品の料金(2026-10-15)、東京美容外科 検査・麻酔の料金(2026-10-15)、東京美容外科 料金一覧(初診料・再診料)(2026-10-15)、東京美容外科 ピコのレーザー(2026-10-15)、東京美容外科 顔全体の光の治療(2026-10-15)、TAクリニック レーザー治療の料金(2026-10-15)、TAクリニック シミ取りレーザー(2026-10-15)、TAクリニック ピコのレーザー(2026-10-15)、TAクリニック 内服薬・外用薬(2026-10-15)、リゼクリニック 美肌治療の料金(2026-10-15)、リゼクリニック シミ・そばかす・肝斑治療(2026-10-15)、リゼクリニック 顔全体の光の治療(2026-10-15)、ゴリラクリニック シミのスポットレーザー(2026-10-15)、ゴリラクリニック シミの光治療(2026-10-15)、ゴリラクリニック 弱いレーザーを顔全体に当てる治療(2026-10-15)
元データ
調査データの詳細とCSV

採点の項目と配点は、厚生労働省の医療広告ガイドライン(限定解除の要件と未承認医薬品等の5項目)、特定商取引法、診療報酬の留意事項(J054-2)、美容医療診療指針と、全国チェーン9院の公式サイトの記載(2026年10月15日に確認)をもとに、編集部が決めました。配点は院の支払いで変わりません。院の名前に順位は付けていません。機器と薬の販売名は載せていません。施術を受けた人の体験談は載せていません。この記事に広告は載せていません。 最終更新 2026年10月15日 / 数値確認 2026年10月15日 / 編集方針 / 誤りの指摘