店の集客 / 制度

AI検索で、店へのアクセスは減る?

萬見編集部 /公開 2026年10月21日 /更新 2026年10月21日 /確認 2026年10月21日

減っているのは、調べもの型の検索

検索するといちばん上にAIの答えが出るようになり、「これからは検索から人が来なくなる」という話を聞く。自分の店もそうなるのか、何をすればよいのかが分からない。

AIの要約が出たときの動きを、実際の閲覧の記録で調べた調査があります。

調査調べたもの数字
Pew Research Center(米国、2025年3月、900人・68,879検索)通常の検索結果のリンクを押した割合要約あり8%、なし15%
同上要約の中のリンクを押した割合1%
同上その検索で閲覧を終えた割合要約あり26%、なし16%
Ahrefs(日本、2026年6月)調べもの型の語の1位のクリック率要約が無ければ見込めた値より62.7%低い

Ahrefsの数字は日本語のブログへの寄稿で、2025年12月の38%から半年で広がりました。語の数とデータの集め方は書かれていません。

AIの要約が出ると、リンクを押す人は約半分になる。ここまでは、どの調査も同じ向きです。

「地名+業種」では、地図の枠が出続ける

ただし、AIの要約がどの検索にも出るわけではありません。Whitespark(米国3都市・6業種・540検索、2025年5月発表)は、検索の型ごとに数えています。

検索の型(例)AIの要約地図の枠
地名+業種(「◯◯市 歯医者」)15%93%
調べもの(「◯◯市の弁護士の費用は?」)92%6%
両方(「事故の後に弁護士は要る?」)97%17%

Pewの調査でも、1〜2語の検索で要約が出たのは8%で、10語以上では53%でした。Seer Interactiveは、「近くの」を含む取引型の語で要約が出るのは1.5%としています。

「地名+業種」は、2〜3語の短い検索です。店探しの検索では、地図の枠がまだ主役です。まず地図の枠に正しく載ろう。

AIは、店の何を読むか

BrightLocal(2026年9月16日発表、約1,300拠点、ChatGPT・GoogleのAIモード・AIによる概要)は、AIが店を挙げるときに引いた出所を数えています。

出所引用に占める割合
Googleビジネスプロフィール28.5%
店の公式サイト(合計)42%

同じ調査で、調べた店をGoogleマップが挙げた割合は平均66%、AIが挙げた割合は32〜38%でした。同じ質問をくり返したときに結果が重なる割合は21〜33%で、AIの答えは聞くたびに変わります。ChatGPTはビジネスプロフィールをほとんど使わず、YelpやBingの影響を受ける、とも書いています。

Googleは「AI機能とウェブサイト」で、ビジネスプロフィールの情報を最新にするよう勧めています。プロフィールと公式サイトの2つを、正しい状態に保とう。

日本では、まだ「主に他の方法」が多い

総務省の令和8年版 情報通信白書では、生成AIを使ったことがある人は58.8%でした(2026年1〜2月、15〜69歳、1,236人)。20歳以上に限ると52.2%で、前の年の26.7%から増えています。

一方、日用品や家電などの買い物を決めるとき、「AIのみ」「主にAI」と答えた人は合わせて13.0%でした。「主に他の方法」「他の方法のみ」は59.3%です。他の方法には検索のほか、店や人に聞くことも入ります。

AIを使う人は増えていますが、店を決める場面では、まだ検索や地図や口コミが中心です。今のうちに、そこを固めておこう。

アドバイス

1回の検索で決めつけない

AIの答えは、同じ質問でも聞くたびに変わります。月に1回、店名と「地域+業種」で何度か検索し、地図の枠とAIの答えに出る営業時間や住所が正しいかを見よう。違っていたらAIが店の情報を間違えたら、どこを直す?の順で直します。

店がやること

地図の枠に正しく載る

Googleビジネスプロフィールの営業時間・定休日・対応エリアを最新にしよう。出張で回る業者は、BrightLocalの調査でAIに挙がる割合が店舗型より約4ポイント低く出ました。対応エリアを正しく登録しておこう。

口コミと公式サイトを整える

地図の枠の順位には口コミの数と評価が関わると、Googleのヘルプは書いています。公式サイトには、料金や流れなど、調べもの型の問いの答えを文字で書いておこう。Seerの調査では、AIの要約に引用された社はクリックが多く出ましたが、引用が原因かは分からないと書かれています。

Bingにも載せる

BrightLocalの調査では、ChatGPTはBingの影響を受けていました。Bing Placesにも無料で登録しておこう。何から手を付けるかは、AIO対策は自分でできる?店の採点表で点数を出すと決めやすくなります。

萬見の店のページも、正しい情報で載る場所の1つになります。萬見に載ればAIの答えに出る、とは言えません。

この記事の結論

AIの検索が増えると、店へのアクセスは減りますか

調べもの型の検索では減っています。AIの要約が出るとリンクのクリックは8%(出ないと15%)という米国の調査があります。一方「地名+業種」型では地図の枠が93%で出ます。マップと口コミを固めよう。

店の方へ

萬見への掲載は無料です

店名・所在地・営業時間と公式サイトへのリンクが、検索とAIのクローラーに開いたページに載ります。口コミへの返答も無料です。

よくある質問

日本の数字はありますか

Ahrefsの日本語のブログが、調べもの型の語の検索1位のクリック率は、AIの要約が無ければ見込めた値より2026年6月に62.7%低かったと出しています。語の数は書かれていません。「地名+業種」型を日本で数えた調査は見当たりませんでした。

AIの答えに店が出れば、客は来ますか

Seer Interactiveの調査では、AIの要約に引用された社は、引用されない社より表示あたりのクリックが120%多く出ました。それでもAIの要約が出ない検索より38%少なく、引用が原因かは分からないと原典に書かれています。

出張で回る業者は不利ですか

BrightLocalの調査では、AIに店が挙がる割合は店舗型が33.6%、出張型が29.4%でした。Googleのガイドラインは、自宅で受ける出張の業者はプロフィールから住所を消すよう書いています。対応エリアを正しく登録しよう。

Googleはクリックの質が上がったと言っていますが

Googleは、AIによる概要が出る検索結果からのクリックは「より質が高い」と書いています。数字や調べ方は出していません。店の側は、自分の店の数字で確かめよう。

注記

最終更新 2026年10月21日 / 数値確認 2026年10月21日 / 編集方針 / 誤りの指摘