口コミ / 制度

口コミは信用できる?サクラの見分け方

萬見編集部 /公開 2026年10月15日 /更新 2026年10月15日 /確認 2026年10月15日

口コミを疑うのは、自然なこと

店を選ぶのに口コミを読んでいる。けれど、星が高すぎる店や、似た文が続く店を見ると、本当に使った人の声なのか疑いたくなる。

その感覚は、多くの人に共通しています。消費者庁の令和5年度の調査では、次のような結果が出ています。

調査の問い当てはまる人
ネットの口コミや評価が高い商品を選ぶ70.1%
評価の点数が高くても、否定的な口コミを見て買うのをためらう63.9%
オンラインモールの口コミ・レビューの虚偽や誇張が不安・不満50.8%

口コミを頼りにしながら、半分の人が中身を疑っている、という結果です。消費者庁の検討会の報告書には、レビューサイトの不正なレビューの募集が、SNSなどで公然と行われているという事業者の声も載っています。 口コミは、信じるか疑うかではなく、読み方で使い分けよう。

星の平均だけで選ばない

星の平均は、いちばん目立つ数字です。けれど、平均だけでは分からないことが3つあります。

件数

星5が1件の店と、平均4.5が40件の店では、確かさがまるで違います。件数が少ない店の平均は、1人の評価で大きく動きます。

星の散らばり

自由に書いてもらう口コミは、ひどい目にあった人と、とても感激した人に寄りがちです。星5と星1ばかりの店は、どちらの声も割り引いて読みます。

悪い口コミの有無

Googleのヘルプは、良い口コミと悪い口コミの両方があるほうが、お客さんは口コミを信用できると感じると書いています。悪い口コミが1つもない店は、むしろ慎重に見よう。

アドバイス

星1・星2の口コミから読もう

悪い口コミには、何が起きたかが具体的に書かれていることが多い。自分の場合にも起きそうか、店がどう返信しているかを見よう。

サクラを見分ける5つの所

1. 書かれた時期が固まっていないか

短い間に高い評価が続いていたら、注意して読みます。Googleも、異常な量やパターンの投稿を、決まりに反するものとして扱っています。

2. 中身が具体的か

いつ、何を頼み、いくらだったか。具体的な口コミは、使った人でないと書けません。「最高でした」「おすすめです」だけの口コミが並ぶ店は、割り引いて読みます。

3. 書いた人のほかの投稿

書いた人のページを開き、ほかにどんな店を評価しているかを見ます。どの店にも星5だけを付けている人の評価は、目安になりません。

4. 星5と星1しかないか

まん中の星3・星4が少なく、両はしだけが多い店は、上の「散らばり」の話と同じです。

5. どこから書かれたか

口コミサイトによって、書ける人の条件が違います。ホットペッパービューティーは、そのサイトで予約して来店した人だけが、来店の翌日から20日以内に1件書けます。食べログは、訪問日の入っていない口コミを消すことがあると書いています。書ける人の条件が厳しいサイトほど、使った人の声である見込みが高くなります。

店が頼んだ口コミには「広告」の印が要る

2023年10月1日から、広告であることを隠した宣伝(ステルスマーケティング)は、景品表示法で禁止されています。店が頼んで書かせた口コミや投稿は、店の広告として扱われ、「広告」「PR」などの印で明かさなければ違反です。

消費者庁のQ&Aでは、内容を指示せずに口コミを頼んで割引するだけなら、通常は店の広告に当たりません。星5を付けることや、褒める言葉を書くことを条件にすると、店の広告になります。

消費者庁は、2026年8月までに、この規制で7件の措置命令を出しています。うち2件は、Googleマップに星5か星4を投稿すれば割り引くと伝えた医療法人と、星5を投稿すればQUOカードを渡すか割り引くと伝えた医療法人でした。「PR」の印がある口コミは、店が関わった声として読もう。

アドバイス

規制されるのは、頼んだ店の側

割引をもらって書いた人が罰せられることはない。けれど、星5を条件にした割引に応じた口コミは、店の広告になる。書くなら、条件に関係なく、感じたとおりに書こう。

Googleマップの警告を見る

Googleは、決まりに反した店に、口コミを消すだけでなく次の制限をかけることがあります。

Googleの制限読む人から見えること
新しい口コミを一定の期間受け付けない口コミを書けない状態になる
今ある口コミを一定の期間見えなくする口コミが見えなくなる
虚偽のクチコミが削除されたことを知らせる警告店のプロフィールに警告が出る

Googleは、店が割引などの見返りを渡して口コミを集めること、良い口コミだけを選んで頼むこと、従業員や競合が書くことを決まりで禁じています。警告の出ている店は、星の数字をそのまま受け取らないようにしよう。

萬見の口コミの読み方

萬見の口コミは、上の5つを読む人が確かめやすいように作っています。

星3は「期待どおり」

星の意味を先に決めています。星3は「払ったお金のとおりだった」という合格の印です。いちばん大きく出すのは、星3以上を付けた人の割合です。

出所の印

口コミごとに、「萬見で依頼した人」「店の招待」「一般の投稿」のどこから書かれたかを印で出します。店の招待は、受付のときに全員へ渡したものか、取引のあとに渡したものかも分かります。

お金で星は変わらない

掲載料やプランで、星・順位の数字・口コミの掲載は変わりません。決め方は口コミのしくみに、店が口コミを頼むときの決まりは口コミを増やすには?にまとめています。

使った店があれば、見積や査定だけの店でも口コミを書けます。星3と星4は、星を選ぶだけで送れます。

この記事の結論

ネットの口コミは、信用してよいですか

そのまま信じず、件数・星の散らばり・書かれた時期・具体さ・出所の5つを見て読もう。2023年10月から、店が頼んで書かせた口コミを広告と明かさないのは景品表示法違反で、消費者庁は2026年8月までに7件の措置命令を出しています。

使った店があれば

その店の口コミを書けます

見積や査定を受けただけの店でも書けます。星3は「期待どおり」。星3と星4は、星を選ぶだけで送れます。

よくある質問

星の平均が4.9の店は、信用してよいですか

平均だけでは決められません。件数が数件なら、1人の評価で大きく動きます。件数と、星1・星2の口コミに何が書かれているかを一緒に見よう。

口コミに「PR」と書いてあるのは、なぜですか

店が頼んで書かせた口コミや投稿は、店の広告として扱われ、2023年10月から広告であることを明かす決まりになりました。「広告」「PR」などの印があれば、店が関わった声として読もう。

割引をもらって書いた口コミは、違法ですか

書いた人は規制の対象になりません。消費者庁のQ&Aでは、内容を指示しない割引なら通常は店の広告に当たらず、星5を条件にした割引は店の広告に当たるとしています。違反を問われるのは、頼んだ店の側です。

Googleマップの店のページに警告が出ていました。どういう意味ですか

Googleは、決まりに反した店のプロフィールに、虚偽のクチコミが削除されたことを知らせる警告を出すことがあります。その店の星は、そのまま受け取らず、残っている口コミの中身を読もう。

悪い口コミが1つもない店は、安心ですか

そうとは限りません。Googleのヘルプも、良い口コミと悪い口コミの両方があるほうが、お客さんは口コミを信用できると感じると書いています。悪い口コミと店の返信の両方があるほうが、店の姿をつかみやすくなります。

注記

調査の数字は消費者庁の消費者意識基本調査とステルスマーケティングに関する検討会の報告書から、規制の考え方と措置命令は消費者庁の運用基準・Q&A・報道発表資料から、投稿の決まりは各サイトの公式のヘルプと規約から、編集部が2026年10月15日に確かめて引きました。措置命令の数は消費者庁が出したもので、都道府県によるものは含みません。この記事に広告は載せていません。 最終更新 2026年10月15日 / 数値確認 2026年10月15日 / 編集方針 / 誤りの指摘